つながりの瞬間の癒し
- Yoshimi Shimizu
- 20 時間前
- 読了時間: 3分
言葉を超えた繋がりや癒しを感じたことはありますか?
先日、あるリトリートにファシリテーターとして参加してきました。そのリトリートの中で、心に残る出来事がありました。それは、言葉を超えたつながりを感じた、シンプルだけど深い瞬間でした。
あの時、リトリートの休憩時間に参加者の一人と話していたときのこと。
その人が「昔のパターンがつい出てきちゃうんだよね」と話してくれて、私は思わず「ああ、私も」とうなずきました。
その瞬間、胸の奥が「ああ、わかるぅ、一緒だ!」と喜びで温かくなるような感じがありました。
言語は英語だったのに、言葉を超えて通じ合ったような、そんな感覚でした。
私は今回、リトリートで「クロスリンガルフォーカシング」という実践を教えていました。
言葉が通じない相手と、存在のレベルでつながる体験をしてもらうためのワークです。
言葉を超えたつながりって本当にあるんだよ、ということを体験してもらいたくて、このワークを準備しました。
でも、この瞬間は英語という共通言語を使いながらも、まさにその“言葉を超えたつながり”が起こったように感じたのです。
同じ言語を使っていても、感覚の深いところで響き合えるんだと改めて気づかされました。
言葉を超えたつながりは、クロスリンガルフォーカシングの場面だけではなく、日常の会話の中にも生まれるのだと思いました。
そして、その感覚がとても嬉しかったのです。
みなさんの日常にもそういうふと誰かと繋がったと感じた瞬間はないですか?
私自身、長いことセラピーを学び、実践し、自分のトラウマや昔のパターン(私の場合はすぐに自分にダメ出しをする、し続ける)とも向き合ってきました。
それでも、そうした昔のパターンが完全になくなることはなく、ときどき顔を出します。
完全に癒されるというよりも、抱えながらも生きていく。
でも、そんな自分を抱えながらも、人と繋がれる瞬間があるんだと感じたとき、心から嬉しくなりました。
その瞬間、私は自分が英語で話していることも忘れていました。
言葉ではなく、感覚で繋がる体験。
それはまさに言葉を超えたつながりでした。
振り返ってみると、このリトリートで一番嬉しかったのは、
「昔のパターンがあってもいい、完全な癒しではなくても、人と繋がれる瞬間があるんだ」という気づきだったのかもしれません。
そして、その瞬間こそが私にとっての癒しだったのだと思います。
きっとあなたにも、そんな瞬間があるかもしれませんね。
これからも、そんな瞬間を大切にしていきたいです。
今日もあなたがあなたのままでいられますように。
ここまで読んでくださってありがとうございます。
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